この記事では、2019年に外資戦略コンサルの中途面接>内定までいただいた経験を記載します。実際に未経験からコンサルタントになろうとしている方々の参考になれば幸いです。
外資戦略コンサルの中途面接について
サラリーマンとして働いていく中で非常に重要になる会社選びですが、私自身全て正解の選択をしているか悩ましい時が多いです。
その中でも2社目外資コングロマリットから転職を考えていた際に、外資コンサルタント会社からお声がけいただき面接を経て内定をもらった経験があるので、そちらを記載します。
転職活動のきっかけ
順調に2社目にてキャリアを積んでいっている中、社内異動の話が浮上しました。
異動するなら新しいことをするのと変わらないし転職もアリかな…
と考え、ビズリーチやWantedlyに登録。自分の市場価値を知るためにも受け身型の転職活動をすることに
社内異動 or 転職 の2軸で自分の描きたいキャリアに近い方を選択する形です。
キャリアは人から与えられるものでなく、自分で作るものと考えておりましたので…
社内リクルーターからのアプローチ from ビズリーチ
ビズリーチに登録して3ヶ月、人材会社(ヘッドスカウト)や社内リクルーターからメッセージをもらっており、自分自身を必要としている市場があることに、謎の満足感を得ながら興味のある内容にのみ返信していました。
主に返信していたのは「プラチナスカウト」と呼ばれる無料会員でも閲覧可能な、自分の職種と親和性の高いスカウトのみでした。
その中で、欧州系のコンサルファームから「製造企業担当のコンサルタント」を募集しており、ぜひカジュアル面談させてほしいと、ファームの人事からメッセージがありました。
せっかくの機会なので、大手町にある日本オフィスに面談しに行き、コンサルファームの雰囲気やメーカーからでもJoinできる可能性があるのか等色々と聞いてみることに。
ちなみに面談時には下記のようなことを尋ねたり、教えてもらったり、聞かれたりしました。
- お互いの今までの経歴の説明
- オファー予定ポジションの期待値
- 選考に進むのであれば、書類選考 > hiring manager > VPといったプロセスになること
- オファーの場合、いつ入社可能か
- 選考を進めるか、その場合、履歴書と職務経歴書を提出
- 書類通過の場合、面接可能なスロット
- コンサルタントという仕事柄、ストレス耐性も非常に重要になるので、ストレス耐性をみる試験や面接があること
- プロジェクトによっては、勤務時間が長時間になる可能性があること
- 海外チームとのKnowledge sharingが盛んなこと
- などなど
外資コンサルタントファームという印象から、結構緊張して行きましたが、めちゃめちゃ良い人で本当にカジュアルに人事と面談できました。
ちなみにカジュアル面談といいながら、実際は選考プロセスの1つになっており、ある程度しっかりと受け応えができなければ、その後のステップに進むことはないようです。
書類選考〜1次面接
これも良い経験かなと思い、まずは一旦選考を進めてみることに。各書類(履歴書+職務経歴書)を提出して2日後、1次面接が決定しました!
面接時間についても、当時の仕事関係から平日20時以降で希望したところ合わせていただけましたので、応募者想いだな〜っと思いました。というか、その時間まで当たり前に働いているだけかもしれませんが…
1次面接の面接官はHiring managerで、採用された際のチームリーダーにあたる方でした。
アクセンチュア出身の方で、新卒からコンサルとして活躍しているとのことで、中途で欧州系ファームに転職されたとのことです。
面接内容というと下記のようなことを中心に尋ねられました。
- 自己紹介
- なぜ転職を考えているのか
- なぜコンサルなのか
- 現業の業務を説明してください
- あなたが現在の会社のコンサルタントになったとして、どのようにして会社の売上を向上させるか、この場で案を作って説明してください
特に5番の質問が面白かったです。
製造業の目線から全体の製造品質を高めて、会社の売上を向上させるための自分の考えを述べ、それに対する質問を受け、さらに答えて、、、といったことを30分程度実施しました。
おそらくロジカルな回答/考え方ができているのかを見られていたのだと思います。
当時の上司がコンサル出身の人間だったこともあり、常日頃から鍛えられていたのか?スラスラと回答できました。
1次面接〜最終面接
1次面接が終わり、翌日すぐに最終面接の案内がきました。
めちゃめちゃスピード感があって、とても良い印象を持った記憶があります。
最終面接は面接官がVPということもあり、顧客第一に動いているため、面接日程が流動的になってしまうとのこと。
Breakfast meetingやDinner meetingのような形になる可能性を告げられました。
面接日程は秘書の方とメールにて擦り合わせ、結果、21時から高層ビルのダイニングバーにて面接になりました!
ダイニングバーという場所と遅い時間、、、ちょっと戸惑いましたが、気合を入れて面接に向かいしました。
この最終面接ですが、なかなか変わったなものでした。
最初は世間話?のようなところから始まり、いきなり圧迫面接のような意地悪な質問/態度に。人を小馬鹿にするような言動や行動で戦意喪失しかけました…
なぜ私は夜遅くに高層ビルの雰囲気の良いバーでこんなにボロくそに言われているのだろう….
「めちゃめちゃ嫌な人だな、この面接官。すごい嫌い」という印象は強烈に残っているのですが、具体的にどんなことを聞かれたりしていたか記憶が定かではありません…本当に嫌な思い出だったので、脳が記憶をDeleteしたんだと思います…笑
君みたいなコンサル未経験を戦略コンサルとして雇うと思う?一体何ができるの?製造業と違って頭を使うんだよ?みたいなことを言われたような記憶があります…
1.5時間くらい圧迫面接を受け終え、これは受からないやつだな…と夜も遅くに帰路につきました。
面接結果 | 内定
とても嫌な最終面接から3日後、なんとコンサルタントにチャレンジしたいなら、オファー出します!と連絡がきました!
ちょっと予想外すぎて、一体何が評価されたのか確認してみると、やはり最終面接は意図的にストレス耐性を見るための圧迫面接だったとのこと。結果ストレス耐性も十分で、そのような中でも受け応えもロジカルにできており、ぜひ採用したいとコメントをいただきました。
その後、オファー面談にて金額の交渉があり、Consultantとしてオファーをいただきました。年収は700万弱でした。
コンサルタントになりたい!として転職活動をしていたわけではなく、たまたまビズリーチで声がかかり、面接して受かっちゃった…といった感じだったので、どうしようか少し悩みましたが….
ちょっと本当に最終面接のVPの態度が不快で嫌いになりすぎて、その環境で働ける気がしなかった(その人の下で働けない)というところで、最終的には内定辞退しました。
この選択肢が良かったのか悪かったのかは、今となっては不明ですが、外資コンサルファームからも内定がもらえるんだ〜っと自信になりました。
全体を通して、カジュアル面談〜書類選考〜1次面接〜最終面接〜内定まで2週間強程度というスピード感で選考が進んでいったのは、本当に素晴らしいな、と思います。これは本当に全ての企業は見習って欲しいですね。
まとめ
コンサルタントになるべくチャレンジされている方の参考になるとは言い難い経験談ですが、何かのお役に立てれば幸いです!何かご質問があれば、こちらのフォームからご連絡いただければ回答いたします!
余談|Wantedlyでの転職活動
Wantedly経由では、いろいろなベンチャー企業からメッセージをいただきました。
スタートアップ企業からのメッセージで「ちょっと悪質だな」と思ったのは、一発目のメッセージをCEOが送付したように見せかけて、実際は社内リクルータがリーチしているといったケースです。
日本のスタートアップで調達金額上位30位内に入っている会社が、このようなケースで連絡してきまして、CEO面接で「どのようにして当社に応募したのですか?」と聞かれた際には、「え〜…」ってなっちゃいました。
最終的に内定をもらったのですが、オファー金額が現職の半分以下だったことや、向こうの時間軸(夜の11時など)で当たり前のように内定フォロー電話をされたことなどから、不信感が拭えずお断りしました。
事業モデルは革新的で素敵だと思いましたが、ベンチャーやスタートアップに入る際は社風/カルチャーに馴染めることが非常に重要なので、お断りして正解だったかなと思っています。