グラフ|QCの7つ道具

この記事ではQCの7つ道具グラフについて、説明します!

スクロールできます

パレート図

特性要因図

グラフ

チェックシート

ヒストグラム

散布図

管理図
主な用途複数の問題から、重要な問題を絞り込む問題の因果関係
整理
データの図示化データの層別
手順漏れ防止
ばらつきの把握1組のデータの
関係性/相関の整理
工程の
コントロール
問題点把握
原因分析
効果確認
QCの7つ道具|用途まとめ
目次

グラフとは?

グラフとは、データ/数値を図示化し、直感的に理解できる形にするツールです。
データ/数値を上手に視覚的に表現し、コミュニケーションに活用することが期待されます。

折れ線グラフ、円グラフ、棒グラフ、散布図、面積図など色々な種類があるので、何を表現したいのかを理解した上で使用することが重要です!

グラフ作成時のデータ(数値)の種類

グラフを作成する際は、必ずデータ(数値)が存在します。そのデータに意味を持たせ、伝えたいメッセージをグラフを用いて行いたい時、使用する数字には3種類存在することを覚えておいてください。

  1. 実数値
    • 言わずもがな、得られた数値そのものです。一番重要なデータになります。
  2. 構成比
    • シェアや比率などを示したいときに使用するデータです。
  3. 指数値
    • 成長度合いや変動具合などを示したいときに使用するデータです。

上記に挙げた3つの数値のどれかを基本的には使用することになります!
また、伝えたいメッセージの内容に合わせて、実数値を構成比や指数値に変換するケースも多々あります!

実際に各データを表で示してみると…

実数値

構成比

指数値

このようになります!

当然、実数値、構成比、指数値といった数字の種類に応じて使用するグラフが異なることにも注意してください。

実数値に適したグラフ

実数値を使用する場合、基本的には棒グラフ折れ線グラフを用いることになります。
円グラフは構成比を見せるためのグラフなので、実数値を視覚化する際には不適切です。

実数値|棒グラフの例

また上記のようなグラフでは、端的に売上結果を記載しているだけで、何を伝えたいのかメッセージがわかりません
必ず伝えたいメッセージのためのグラフにしましょう。

よって、プレゼン資料等には、下記のようにメッセージデータの出所を必ず忘れずに記載するようにしてください。

棒グラフ|XXX市場の年間売上が拡大したことを伝える例

構成比に適したグラフ

これは円グラフ棒グラフになります。1つのデータに焦点を当てたい場合には円グラフが適しています。
また、構成比データが25%、50%、75%などキリのいい数字の際にも、円グラフが見やすいです。

円グラフ|A社の構成比を強調するため、色分けを実施

指数に適したグラフ

指数の場合は、折れ線グラフあるいは棒グラフが適しています。時間軸に沿っての変化を見せたい場合は、折れ線グラフ。2点間の指数の変化を見せたい時は棒グラフが良いです。

2010 vs 2021の売上変化(成長率)を表した例

グラフまとめ

扱うデータによって、適切なグラフは異なるので、メッセージングを元にどのような内容を表現したいかを考えて、適切なグラフが使えるようになりましょう!

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グラフ種類特徴 

棒グラフ
実数
構成比
指数値

円グラフ
実数
構成比
指数値

折れ線グラフ
実数
構成比
指数値
各グラフの比較

今回は以上になります!
グラフを使いこなして、見てる人を唸らせる卓越したエンジニアになれるよう頑張りましょう!

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